加美の葬儀屋さん日記

皆様
大変遅くなり失礼ですが、新年おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
昨年の12月29日に父が亡くなり、ご挨拶が遅くなりましたこと心よりお詫び申し上げます。

病院から容態がおかしいと連絡が来ましたが、私は業務のため行けなく、母が急いで病院へ向かいましたが間にあいませんでした。いままで母は何度も何度も1分でもいいから面会させてくれとお願いしたのですが、面会をさせてもらえず悔んでいました。
私も慌ててスタッフへ業務を引継ぎし病院へ向かいました。一言文句を言おうと思いましたが、8か月も生かせてもらったのだからと自分に言い聞かせ我慢し、母と「お世話になりました。」とお礼を言って父を搬送車に乗せて自宅へ帰ってきました。
和尚さんに「父をゆっくり送りたい」とワガママを言って1月7日8日で儀式を執り行いました。
年末から正月にかけて、父をリビングに安置し数年ぶりに家族が全員揃い、久々に会話して過ごすことができました。食べることができなかった父のために、好きだったものをお供えして後に皆で食し見送りの準備をしました。
父は私の会社がうまくいっているのかと、すごく心配していたと思いますが、過分なるご供花、御供物、大勢の参列者を見て、少しは安心してくれたと思います。

ここ数か月の間、弊社常務の母、私の義理母、父と不幸続きですが、それだけ私も年齢を重ねたのだと思います。
今回、喪主をつとめて思ったこと。こんな仕事を長くしてきましたが何もできませんでした。しかし、私と家族の思う葬儀は弊社のスタッフが滞りなく進めてくれました。感謝。
改めて、亡くなられた方のご遺族のお気持ちを知りました。今後も手の届かないところに気をくばり精進して参る所存です。
この度、父のために携わった皆様へ心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
今まで以上にご家族の意向に沿ったご葬儀をお世話させていただきますので、今後とも宜しくお願いいたします。

早坂